5.アフリカ会議 in KFAW
に参加してきました。
“KFAW(Kitakyushu Forum on Asian Women)”とは…
「公益財団法人 アジア女性交流・研究フォーラム」という
アジア地域の女性の地位向上のため1990年に設立された団体。
内容は、JICAの研修で来日しているアフリカ各国の行政官の方々から
ジェンダー平等や女性のエンパワーメントについて現状や課題をきくというもの。
とりとめのない内容になりそうですが、以下資料も含め備忘録。
・アジアを遙かに上回る人口増加率
・豊富な鉱物、エネルギー資源
・日本企業によるBOP(Bace of the Pyramid:3000$/年以下の低所得階層)ビジネス
ー住友化学「オリセットネット」
殺虫剤を練りこんだ糸で織ったマラリア予防用の蚊帳(殺虫効果5年以上)。
タンザニアに工場があり、約7000人の雇用創出、地域経済発展にも。
ー味の素「KOKO Plus」
ガーナの伝統的な離乳食「KoKo:発酵コーンのお粥」に
添加する栄養サプリメント(ガーナ大学と開発)。
官民NGO連携によるプロジェクト。
(TICAD:Tokyo International Conference on African Development)
アフリカは、経済と社会の発展(開発課題の克服)のために、
日本は、貿易・投資拡大、国際的課題の改善のために、
アフリカの開発をテーマとする国際会議。
1993年、1998年、2003年に東京、
2008年、2013年に横浜、2016年にナイロビで開催。
アフリカ開発会議を通じた日本の取組のひとつとして、
保健システムの促進があり。
食に関してだと、アフリカにおける栄養状態改善のために、
「食と栄養のアフリカ・イニシアチブ(IFNA)」創設
「栄養改善事業促進プラットフォーム(NJPPP)」設置を通して
公衆衛生危機への対応能力、予防・備えの強化、
すべての人が保健サービスを享受できるよう、5億以上の支援を実施。
セミナーの中で記憶に残っていること。
(マラウイ)
・同じ仕事量でも、女性の方が男性より多く家事をする。
・ジョイス・バンダ・マラウイ大統領(リベリアに続く女性大統領)
・He for She(ジェンダー平等のための運動)
・アフリカのことわざ "A Family is like a forest."
(南スーダン)
・日本がPKOに参加した国
・女性の伝統的な役割が残っている
・内戦後の国の再建問題
「女性の社会参画地位向上における現在の一番の障害は?」
先日、ハビタット福岡支部にお邪魔したときに、大隈調整官聞いた
女性を置き去りにしては社会は発展しないという「女性の社会参画」。
技術補完研修での石川みどり先生のJOCV時代の活動のお話ともつながり。
この質問をしてみたら、大きく挙がったのが、
「伝統的、文化的な問題(メンタリティ)」。
たとえば、ガーナでは家庭内において女性に多くの役割がある理由は、
女性は二流の市民と捉える人が多く、女性のオフィスは台所という考えがあるから。
また、女性は学校に行かせてもらえず、基本的な知識技能を得られないゆえに
重要な職務につくことができないという課題も…。
制度の問題だけではなく、根底にある文化や人々の意識が大きく、
広い地域ゆえに多様性があるけれども、
日本と同じ課題もあることがなんとなく分かったような、、、
男性行政官への「家庭でのあなたの役割は?」という質問に対して、
全員がしっかりと回答をされていた姿も印象深かった。
ジェンダーの問題は、自分の家庭から。
なんともまとまりのない感じですが、
小倉駅でシロヤのサニーパンとオムレットも食べられたし、
特急に乗ってぶっちーとちょっと旅行気分も味わい。
一緒に行った野菜栽培隊員のともくんの話もいろいろ聞けて楽しかったし、
久しぶりに英語を耳にして危機感を覚えたり、
(行政官のアフリカンイングリッシュを聞いて、
中間試験でのHurryとの悪夢のオーラルテストを思い出した…涙)
現地で活動するにあたり心構えができたいい一日。