Pole pole ni mwendo.

ゆっくりは、かえって歩みがはやい。

2.Nothing is too late.

2018年度1次隊は、総勢181名11班。

派遣前訓練では、「生活班」という共同生活をともにする班があります。

同じ班のメンバーは、国も、職種も、年齢も、もちろん性格もバラバラ。

 

私の生活班だった11班は新卒の候補生も多く、16人中6人が新卒。

班長副班長は新卒。実行委員もほとんどが新卒。見渡すとあちこちに新卒…。

 

当時大学1年生だった2011年の東日本大震災

そのときに自分の中で強く感じたことが、「私は何者でもない」という感覚。

学生の自分にやれることはやったつもり。だけど。

何かは分からないけれど、その「何者」かになって、

必要とされる分野で働いて、社会を変える小さな風穴になりたい。

 

と思ってから早7年。

 

訓練所にいるたくさんの新卒の候補生たちを見て、最初は驚いたけど、

彼らはその「何者」であって、年齢なんて関係ないことが

よくよく分かった70日間でした。

 

もちろん新卒の人たちだけじゃなく。

同じ授業を受けてるクラスの子の学びの姿勢に刺激を受けたり、

候補生の自主講座で新たな閃きや気づきを得たり、

経験があるからこそ重みのある「大丈夫」に救われたり、

ここぞというタイミングでそっと手を差し伸べてもらったり、

いろんな人たちにいろんなタイミングで助けてもらってたな…。

 

現地に行っても、きっと、

自分が相手にできることよりも誰かに助けてもらうことの方が

圧倒的に多いんだろうなあ。

 

そういう人たちを私はただ純粋に見習いたい。

そして学びたい。

そして、自分にもできることで還元していきたい。

 

いくつになっても、忘れないようにしたい。